認定看護師
認定看護師とは?
認定看護師とは、特定の分野において高度な看護スキルと知識を有し、ハイレベルな看護を実践できる人のことを指します。「認定看護師認定審査」に合格した人のみが、認定看護師であると胸を張ってお仕事できるのです。役割は「実践」「指導」「相談」の全部で3つ。1つ目は、特定の分野において熟練した看護スキルを用いてハイレベルの看護を「実践」すること。2つ目は、特定の分野において看護実践を通して看護者に対し「指導」を行うこと。3つ目は、特定の分野において看護者に対しコンサルテーション「相談」をすること、と決められています。認定看護師の分野はさまざまあり、日本看護協会によると2010年の時点では21種類あるとのことです。救急看護・緩和ケア・訪問看護・透析看護・小児救急看護など、その他にもたくさんあります。認定看護師の存在は、高等化する日本の医療現場にて看護ケアの向上を期待できる、時代のニーズに合った資格と言えるでしょう。
認定看護師になるための過程
看護師のキャリアアップの代表格として有名な、認定看護師。年々取得する看護師は増え続けています。2007年には約3400名だった数も、2012年ではなんと10000名以上にまで増加。5年で7000名以上も増えたということは喜ばしいことですね。認定看護師に魅力を感じている方のために、資格取得のための道のりについてご説明します。
注意すべき点は、看護師としての経験が5年以上あればいいというわけではなく、資格を取得したい分野での経験も3年以上必要というところ。将来認定看護師を目指しているという方は、希望分野でのキャリアが積めるよう早めに配属希望を出されておくと良いでしょう。認定看護師養成機関に入学するためには、いくつか必要書類があります。(下記参照)
自分で準備するもの 入学願書、履歴書、実務研修報告書、志願理由書など
事業所に準備してもらうもの 推薦書、勤務証明書など
ここ何年かの合格率は、平均90%以上。入学するまでは大変ですが、しっかり勉強していれば決して狭き門というわけではなさそうです。合格したとしても、看護師免許と違い5年ごとの免許更新が必要。レベル保持のために重要なことなので忘れないよう注意しておきましょう。